タチウオテンヤおすすめ代用ロッド|青物・鯛・アジ・根魚までカバーする万能釣り竿

釣り

✔これからタチウオテンヤを始めたいけど、せっかくなら他の釣りもできる竿がいい

✔タチウオテンヤは釣りのシーズンが限られているから、他のシーズンは別の釣りがしたい

✔いろんな釣りに流用できる竿を選ぶことで、竿の出費を減らしたい

このような理由から、1本で色んな魚種に対応できる「汎用性の高いロッド(万能ロッド)」でタチウオテンヤを楽しむ方が多いです。

万能ロッドには様々な種類が存在しますが、その中でもタチウオテンヤに代用できてかつ、できるだけ幅広い魚種(釣り方)をカバーするおすすめ万能ロッドを紹介します。

まず結論から:この竿がベストです

僕がこれまで試してきた中で、万能ロッドでありながらタチウオテンヤの代用ロッドとしても使えるのが「海明30-240」になります。

【基本スペック】
全長:2.4m
仕舞寸法:124㎝
オモリ負荷:20-80号
実績魚種:タチウオ・タイ・アジ・ハマチ・ヒラメ・根魚

このロッドは、タチウオテンヤに求められる性能をカバーしながら色々な釣りに使用できます。

その理由を解説していきます。

タチウオテンヤに適している理由

竿の調子

そもそも釣り竿は、竿のしなる部分が銅付近であれば「胴調子」、先端付近であれば「先調子」といった形で種類が分かれています。イメージにするとこんな感じです。

5:5胴調子~7:3先調子~9:1先調子

そして、タチウオテンヤ用の竿は「7:3調子~9:1調子」といった「先調子」と呼ばれる分類の竿を使います。これは タチウオのアタリ(仕掛けを触ったタイミング)を竿先で察知できる繊細さが必要になるためです。

調子別の釣り方イメージ

【7:3調子】
竿のしなりを活かしてある程度タチウオが仕掛けに食いついてくるのを待ってフッキング

【9:1調子】
竿の瞬発性を活かして小さなアタリでも積極的にフッキング

といったように、タチウオテンヤはアタリを察知した後に、どのタイミングでフッキングするかといったスタイルが竿の調子によって少し変わってくるイメージです。

つまり、万能ロッドを選ぶ場合にもこの竿先の繊細さが求められるわけですが、 「海明30-240」 の場合は7:3調子に分類され、タチウオテンヤにもしっかり対応できます。

ネジレによるブランクスのブレを追放することで、穂先で捉えたわずかなアタリもダイレクトに手元まで伝達する高感度設計に仕上げました。7:3調子に求められる軽快な誘い操作とシャープなアワセ性能に加え、魚が掛かれば7:3調子から6:4調子へとアクション変化する[海明]ならではの変幻調子を実現

シマノ公式HPより引用

万能ロッドは胴調子のものが多い中で、先調子の操作感で釣りをできる竿は結構重宝します。

海明の対応魚種表にもタチウオはもちろん入っています。

オモリの対応レンジ

タチウオテンヤは、40号~50号の仕掛けを使うことが一般的です。

このことから、一般的なタチウオテンヤ専用ロッドのオモリレンジは30~60号になっています。

この点に関しても、 海明30-240はオモリレンジは20~80号なので、レンジとしてもベストな負荷といえます。

タチウオテンヤ錘(おもり)レンジ

他にどんな魚種が狙えるか

僕が利用している釣り船(乗合船)5か所の、それぞれの乗合船での魚種と仕掛け(おもり)をまとめるとこんな感じになります。

魚種ごとの釣り錘(おもり)負荷参考

だいたい40号のオモリを中心に、タイ・アジ・青物(ハマチなど)・根魚(メバル・ガシラ)中心に釣りが可能です。

タチウオは夏~年末にかけての釣りになりますが、春のタイ秋の青物(ハマチなど)冬の根魚(メバル・ガシラ)と釣りの楽しみ方が広がるのがメリットです。

※ちなみに、仕掛けは40号・50号を使う場合でも、竿はオモリ負荷30号のものを指定している乗合船も結構あります。

海明 30-240 について

海明シリーズの中でも、いくつかのラインナップに分かれています。

ラインナップの中からなぜ僕が 「海明 30-240」 を選んで使っているかを補足します。

オモリの対応レンジ

まず、海明シリーズにはオモリの対応レンジが20~80号30~100号50~120号の3つに分かれています。

50~120号のタイプはオモリのレンジが離れすぎているので対象外として、30~100号 よりも20~80号のタイプが優れている点を挙げます。

頻繁に使うタチウオテンヤ40号との相性が良い

タチウオテンヤで使用するオモリは40~50号ですが、40号を使うことが圧倒的に多いです。

そのため、30~100号のタイプはオモリレンジ内ではあるものの、レンジの端になるため20~80号のタイプと比べると竿が固いことからタチウオの食い込みが悪くなるといった懸念があります。

タチウオテンヤ40号を使うときの竿おもりレンジ

タチウオ代用ロッドとして適しているのは、オモリレンジが最適な20~80号の方になります。

オモリ30号近辺の各種釣りがやりやすい

20~80号のタイプでは、数釣りが楽しめるアジやメバルなどの30号のオモリが中心となる釣りにも適しています。

特にメバルは冬のシーズンに釣りが楽しめる貴重な対象魚にもなるので、このレンジに対応しているロッドの方が汎用性が高いです。

青物にも余裕で対応できる

逆に、 30~100号タイプ の方が有利な点を挙げると、バットパワーが強いので引きの強い青物への対応がしやすいという点になります。

もちろん大型の青物ほど竿が固いほうが有利にはなりますが、僕がこれまで使ってきた中での感想としてはオモリレンジ20~80号の竿であれば余裕で青物に対応できます

僕は海明を使う前はずっとオモリレンジ15~40号の竿を使っていたのですが、これまで青物がかかっても全く問題なく釣りあげてきました。

ハマチがダブルヒットした(サビキ針に2匹同時に食いついた)時も問題なかったです。

なので、青物にも対応しつつ他の繊細な釣りにも対応できるという観点で20~80号のタイプが一番バランスが良いというのが見解です。

万能竿の釣果例

ちなみに海明20~80号のタイプには「 海明30-210」「海明 30-240」「海明 30-270」の3つの型式がありますが、違いはロッドの長さになります。

海明30-210:全長2.1m 仕舞寸法:109㎝ オモリ負荷20-80号
海明30-240:全長2.4m 仕舞寸法:124㎝ オモリ負荷20-80号
海明30-270:全長2.7m 仕舞寸法:139㎝ オモリ負荷20-80号

この中の選択肢としては 「海明 30-240」になります

なぜなら、竿の長さのバランスが一番取れているからです。

タチウオテンヤの操作し易さ:210>240>270

タチウオテンヤ以外の仕掛けの操作し易さ:210<240<270

実際、海明の対応魚種表を見ても210の竿にはタチウオの記載が、240・270の竿には仕掛けが長くなるタイや青物の記載があります。

海明の対応魚種表

とはいっても基本性能はどれも変わることはなく、これまで「240」のタイプで問題なくタチウオも鯛も青物も釣ってきています。

かつての僕にも教えてあげたい万能竿の紹介でした。ぜひ参考にしてください。

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