タチウオテンヤ釣りで、リーダーじゃなくてPEが切れた・・
しかも、切られたのは随分手前で、かなりの長さのラインとテンヤが犠牲に・・
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
その原因と対策についてまとめました。
結論 フグです
まず、結論からお伝えしますと、それはずばり「フグ」のしわざです。
私は普段大阪湾で釣りをすることが多いのですが、タチウオシーズンにフグが大量発生しています。
テンヤのエサにアタックしてくることはもちろん、なんとPEラインにまで噛みついてくるんです。
海面でまさにフグがPEラインに噛みついている様子を目撃したのですが、PEラインに等間隔で色が付いているマーカー部分、もしくはその色が変わる境目、を集中的に噛んでました。。
光の反射でエサに見えるんでしょうか、実際に嚙み切られた写真がこちらです。
僕はこの事実を知るまでは、「リーダーをタチウオに嚙み切られるならまだしも、なんでPEライン?」と不思議に思っていました。
簡単に図にすると、こんな感じです。フグの方がタチウオより浅いエリアにいるので、かなり手前でPEラインが嚙み切られるという現象が発生します。
対策 ラインとテンヤ
では、どのように対策するかですが、ずばりマーカーのついていないPEラインを選びましょう。
(メーターごとに色分けされていない1色のPEラインです)
例えば、よくタチウオテンヤで使われる2号ラインであれば以下などが該当します。
これで幾分か被害を軽減できます。
そしてもう1つ、あまり目立ちすぎないテンヤカラーを選ぶのも重要です。
タチウオテンヤではグロー系やパープルゼブラ系の色が定番ですが、デメリットは目立ちすぎるがゆえにタチウオより先にフグに目を付けられる、という欠点があります。
先ほどもお伝えしたように、海の中ではフグの方が浅い場所にいます。
テンヤを投入してから何が起こるかを図にまとめるとこんな感じです。
ポイントにもよりますが、水深80mの場所を例にすると、水深30~40mぐらいからフグがテンヤに群がり、テンヤにセットしたエサをついばみ始めます。
そして、私の感覚的には着底したころにはある程度エサがボロボロになってるイメージです・・・
そして、テンヤをアクションさせてタチウオにアピールさせるのですが、実はそれと同時にカラフルなPEラインをフグにアピールさせていることになっている、という状況が発生します。
「なーんか、引っ張られているな、一度合わせてみるか」と、竿をぐっと上に持ち上げたら、特にテンションがかかることもなく、フっとPEラインが切れたときは、タチウオがテンヤをついばんでたのではなく、フグがPEラインをついばんでいた、と理解しましょう。
ということで、PEライン対策に加えて、テンヤカラーの対策も重要になるんです。
いくらタチウオに目立つテンヤカラーを用意しても、エサがなくなっていてはスタートラインにすら立てませんからね。
そういう意味であんまり目立たないテンヤにすることが釣果アップのポイントになります。
フグ対策にはどんなテンヤカラーがおすすめか
最後に、フグ対策におすすめのテンヤカラーをいくつか紹介します。
乗合船のスタッフさんに教えてもらった、比較的フグ回避しながらも極力タチウオにアピールするのに有効な色となります。ずばり以下2色です。
赤黄色系
白黒ゼブラ
テンヤのカラーは奥が深く、日によってもハマる色が変わると思いますが、手持ちバリエーションの1つとして参考にしてもらえると幸いです。
できるだけ、テンヤとPEラインのロストを減らして、タチウオの釣果を伸ばしていきましょう!
お互い頑張りましょうね。