サビキの仕掛けには、
【普通のサビキ・投げサビキ・ぶっこみサビキ】と種類がありますが、
「どの仕掛けを選ぼうか・・全部買うとかさばるし・・」
と悩まれたことはありませんか?
今回はそんな方に、
1つの仕掛けで通常サビキ⇔投げサビキ⇔ぶっこみサビキを簡単に切り替えられる方法を使うシーンと一緒にご紹介します。
使う仕掛けを最小限にして、状況に応じた方式でサビキ釣りを楽しんじゃいましょう。
仕掛け解説
どんな仕掛けなのか、まず結論からお伝えします。
買うものはたった2つ、①投げサビキ仕掛けセットと②別売りウキです。
ポイントは、別売りのウキ号数を、オモリ号数より小さくすることです。
投げサビキセットは、当然仕掛けが浮くようにオモリより号数の大きなウキが付いています。(今回のイラスト例ではオモリ8号<ウキ10号)
別売りで用意するウキをオモリより号数を小さくすることで、仕掛けを沈めることが可能になります。(オモリ8号>別売りウキ6号)
それでは、具体的な切り替え方を見ていきましょう。
通常のサビキ
堤防の際に集まっている魚を手返しよく数釣りしたい場合は、通常のサビキがおすすめです。
今回の仕掛けでは、ウキ部分の仕掛けを外して通常のサビキとして使います。
こんな感じです。
ちなみに、仕掛けの接続部分にはサルカンとよばれる金具がついているので、ウキの部分もサルカンごと簡単に取り外しできます。
こちらも市販で売っているので、竿側のライン先端にもつけておけば、いちいちラインを結ぶ必要もなくなるので楽です。
投げサビキ
通常のサビキは竿下(真下)しか仕掛けを垂らせませんが、投げサビキにすれば一気に仕掛けを投入できる範囲が広がり、沖にいる魚が狙えます。
購入した投げサビキセットそのまんま使います。こんな感じです。
この仕掛けの良いところは沖を狙えるだけでなく、ウキの位置をスライドさせれば仕掛けの深さも調節できるところです。
魚がいる棚(深さのこと)は、表層・中層・底と日によって異なります。
投げる場所を変え、魚のいる棚を変えながら釣ることで通常のサビキと比べて魚と出会える確率がグンと上がります。
ぶっこみサビキ
サビキの仕掛けを投げて海底に沈める仕掛けです。狙いはズバリ大型のアジ。
アジがいる棚は一般的に海底と言われています。そして、沖の海底では大型のアジに出会える確率が最も高いと言えます。
仕掛けは、別売りで買った号数の小さいウキに付け替えて使います。
ウキよりオモリの方が重いので仕掛けは沈みますが、ウキの浮力で仕掛けは垂直に漂います。こんな感じです。
このぶっこみサビキ仕掛けは、
- 投げて待つだけなので、ウキの位置を調整するのが手間だと感じる人向け
- 投げて待つだけなので、ルアー釣りしながら片手間でサビキ釣りができる
- 遠く深くに仕掛けられるので、水深の浅い砂浜(サーフ)でも有効
- 子アジ・豆アジは釣り飽きた
といったところがメリットになります。
仕掛けは上カゴ式をおすすめする理由
最後に、用意する投げサビキ仕掛けについてです。
サビキには上カゴ式と下カゴ式の2つがあります。
違いはサビキ針の上にカゴが付いているか下にカゴが付いているかですが、
今回の切り替え仕掛けでは、上カゴ式をおすすめします。
理由は、海底に仕掛けを沈めるとき、下カゴ式だとマキエがすぐなくなるからです。
対して、上カゴ式のロケットカゴなら仕掛けが沈むときはマキエが散らず、海底に着底後マキエが徐々に出る仕組みになっています。
こんな感じです。
下カゴ式にしてしまうと、海底に付いたころにはマキエがカゴに入っていない、といったことが起こってしまうリスクがあります。
(黒斜線を入れている窓はマキエの投入口で、仕掛けを投げるときにはカゴをスライドして閉じることができます)
この仕掛けであれば、1つの仕掛けでその日の状況に応じたサビキの釣り方を楽しむことが可能です。
ウキ10号の投げサビキセットと、ウキ6号はこちら↓